2016年11月22日 (仮訳)タイ新産のOudemansiella属およびXerula属4種 Liu, J-K., Zhao, R-L. & Hyde, KD., 2009. Four species of Oudemansiella and Xerula newly recorded from Thailand. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://cat.inist.fr/?aModele=afficheN&cpsidt=22252608 [Accessed November 21, 2016]. 【R3-03498】2016/11/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部、チエンマイ県からOudemansiella属およびXerula属の計4種をタイ新産種として報告した。 O. canarii–O. crassifolia複合体の2種は傘表面に疣を有することなどで特徴づけられ、傘表皮の構造が生長段階で大きく変化した。 ほとんどの形質が一致したことから仮にO. crassifoliaと同定された標本は、担子胞子のサイズが既報よりも小さかった。 (タイ新産種) Oudemansiella canarii (Jungh.) Höhn. ネッタイヌメリタケ 【よく似た種との区別】 Oudemansiella platensis 傘表皮の構造が子実体の生長段階によって大きく変化する 本種と異なり傘表面の粒あるいは疣が早落性ではなく永存性 本種と傘表皮の構造が異なる 本種と異なり傘表面の疣の構造が異なる Oudemansiella crassifolia 本種と異なり傘表面に粒あるいは疣を伴わない 本種と傘表皮の構造が異なる 本種と異なり傘表皮の構造が子実体の生長段階によって大きく変化するという特徴を欠く (タイ新産種) Oudemansiella aff. crassifolia Corner 【よく似た種との区別】 Oudemansiella platensis 本種と異なり傘表面に粒あるいは疣を伴う 本種と傘表皮の構造が異なる 本種と異なり傘表皮の構造が子実体の生長段階によって大きく変化する Oudemansiella canarii(ネッタイヌメリタケ) 本種と異なり傘表面に粒あるいは疣を伴う 本種と傘表皮の構造が異なる 本種と異なり傘表皮の構造が子実体の生長段階によって大きく変化する (タイ新産種) Oudemansiella submucida Corner 【よく似た種との区別】 Oudemansiella yunnanensis 本種より担子胞子のサイズが大きい Oudemansiella mucida 形態的に類似している(長らく同種として扱われてきた) 本種と異なり傘表皮の末端細胞が珊瑚状 (タイ新産種) Xerula sinopudens R.H. Petersen & Nagas. コブリビロードツエタケ 【よく似た種との区別】 Xerula pudens(ビロードツエタケ) 本種より側シスチジアがずっと厚壁 本種と異なり菌糸にクランプを有する